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お母さんはデザイナー第5話「こつこつと積み上げてきたもの」

2017年2月13日

おはようございます!
株式会社カタチのアートディレクター兼グラフィックデザイナー、
時にウェブデザイナー、時にインテリアデザイナーの越智ゆみです。
そして、5歳の子どもを持つ、一児の母です。

先週は人に会わない日がない、大変有り難い週でした。

私はデザイナーのお仕事を始めてもう18年になるのですが、
修行時代はそれはそれはしんどい毎日でした。

何がしんどいって。。。

「自分が要望に応えるデザインが出来なかった」

からです。

もちろん、独立し、会社を夫と経営している今では、
その頃とは全く異なった課題がたくさんあります。

今でこそ、営業もお客様のやり取りも、
スタッフ教育もあらゆることをしているのですが、
基本は技術職ですから、出来ない事をこつこつと出来るまで
訓練する訳です。

それも、お仕事なので自分だけで出来る訳ではなく、
先輩デザイナーから学び、助けられ、
また、お客様からも学ばせていただく。

特に所属していた会社の社長には、成長するまで
時にはじっと待って、見守り。。。
していただいていたんですよね。

今では、しみじみと実感する日々です。
本当に感謝しかありません。

特に若い頃の私は負けん気が強く、
先輩デザイナーさんにとっては、面倒くさいことも多かったかも。。。
ぜんっぜん、出来へんくせにね(笑)
ほんと、感謝しかありません(笑)

その点、今、カタチで働いてくれているスタッフは
当時に私とは違い、素直で、よく頑張ってくれています。
もう、しつこいですが、感謝しかありません(笑)

そんなこんなを経て今がある訳ですが、
最近、旧知の仲である友人知人からお仕事でお声をかけていただくことも
多く、それは本当に嬉しい限りです。

もちろん、どんなお客様のご依頼も、
カタチを必要としてくださることが有り難いことに変わりはありません。

古くから信頼関係を築いていた友人に
お仕事でも私たちに信頼を寄せてもらえるのは、
夫も私もこつこつと積み上げてきたものを認めてもらえたかなと思えるからです。

「2人が作るデザインが好きやから」
「私の希望ををより理解してくれるかな、と思って」
「ちゃんと話を聞いてくれそうやから」

それまでやっていた職種を生かし、独立しようとチャレンジしている友人、
若くして独立、会社を大きくし、次のステップへ進もうとしている友人、
新たな事業でチームを立ち上げ、起爆剤を作ろうと奮闘している友人。

私はこの3月で40歳になりますが、
友人たちもアラフォーと呼ばれる世代。

これまでこつこつ培ったことにギアを入れる時期なのかもしれません。

私はスタッフを含め、これからの若いクリエイター志望の方に伝えたい。

○仕事に対して才能があるかないかは、
こつこつと続けられて初めてわかること。

○才能がないかもしれないとあきらめてしまうのは、
自分が制限している力に過ぎないということ。

○理想像の形にとらわれすぎないこと。

何としてもやりたい!と思ったことはどんなにしんどくても、
どういうカタチでもやり続けたら光はあるのです。

私たちは、まだまだ道半ばですが、
自分たちの周りにいる友人のように『頑張っている人』を
これからもデザインで応援したい。
そのためには、どんなこと要望にも対応できるように、力を付けたい。

そんなことに気付かせてもらえる人たちに感謝しかありません。

本日も、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!