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デザイナーという職業Vol.044「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その2)」

2017年1月5日

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イメージ訴求の可能性を
大きく広げてくれる特殊印刷とは?
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下記、前回の記事より続きになります。

Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)」

特殊印刷のお仕事は減少した理由の一つに
「ネット印刷サービスの増加」というのがあります。

 
 
 
その、「ネット印刷サービス」というのは、

「プリントパック」さんや
「グラフィッック」さんなどを代表とする、

インターネットで入稿する
印刷サービスの事です。
 
 
 
どうして、
このような「ネット印刷サービス」の増加から
特殊印刷の案件が減ったのかをご説明させて頂きます。

大きな理由として、
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印刷といえば、「インターネット入稿」
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になってしまった現状、にあると思っています。

印刷会社さんに直接、印刷をお願いすることが
一般的であった時代はもう過去の話です。
 
 
 
その結果、
ネット印刷の商品メニュー(印刷種類)が
一般的な印刷仕様のベースになってしまったのです。
 
 
 
それでも、
「グラフィック」さんなどは企業努力を続け、
様々な加工を可能にしています。

とは言え、
特殊印刷は、文字通り特別な加工技術が必要です。

印刷職人さんの経験が必要なんです。

特殊加工をお客様にご提案するにあたって、
印刷職人さんとの信頼関係が大きいと感じています。
 
 
 
例えば、
「この紙に、このインクでこの印刷加工だと、文字が見えにくくなります。
以前、そのような事例がありました。」

そのように、
印刷会社さん(職人さん)にアドバイスして頂いたことが何度もあります。

大変助かりました。
 
 
 
印刷物は、インターネットのように
納品後に修正するなんてことは不可能です。

その時は、もう刷り直ししかありません。

もちろん、
こちらのミスでの刷り直しの印刷費を
お客様から頂くこはできません。

赤字の案件となるわけです。
 
 
 
このような、リスクの高い
特殊印刷を「ネット印刷」のネット窓口だけで受注するのは
現実的に難しいです。

どちらが良いとか悪いとかの話ではありません。
 
 
 
ただ、私が本記事で伝えたいことは、
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印刷ツールの選択肢が減っている現状
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は、良いことではないという事です。
 
 
 
イメージ訴求の可能性を
大きく広げてくれる「特殊印刷」という
選択肢が一つ減る事は、

ブランドイメージの向上のための
プロモーション手段の幅が狭くなっているのは、
事実だと感じています。
 
 
 
本日も私のブログを読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
KATATI, Inc.
代表 オチ・アキラ
 
 
 
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【特殊印刷についての関連記事】

Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)
Vol.045「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その3)
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photo-ochi●記事を書いた人/オチ・アキラ
お客様(クライアント企業、店舗)の“デザインを使ってのプロモーション(戦略)”をテーマにホームページや様々な広告物のデザイン制作を多く手がける株式会社KATATI代表