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デザイナーという職業Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)」

2017年1月4日

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久しぶりに、
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グラフィックデザイナーという
印刷のプロとしての技術や知識を活かした
仕事をさせて頂きました。
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それは、
特殊印刷の案件です。

 
 
 
最近は少し減ってきました、特殊印刷のお仕事。

特殊印刷とは、
箔押し、エンボス、浮き出しなどの加工や
紙を特殊な紙に印刷するものなどの

一般的な印刷よりも特殊な加工を施した
印刷のことです。
 
 
 
例えば、
ヴィトン、シャネル、エルメスなどの
ハイブランドのパンフレットの印刷物などに
多く使われている
キラキラした文字が印刷しているものや、

鏡のような紙を使用しているものなどです。

後、バレンタインデーチョコレートの高級な
パッケージに使われているような
特殊な質感の紙に印刷しているものなどです。
 
 
 
どうして、
最近そのような特殊印刷が減ったのか?

理由は様々あると思いますが、
下記の大きな3つの問題があると感じています。

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●1)印刷ツールの告知の減少
(インターネット広告の出現により)
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●2)ネットの通販印刷サービスの増加
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●3)広告予算の減少
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●1)の「印刷ツールの告知の減少」は、
一番大きいのではないでしょうか。

そもそも、
印刷ツールの制作が減っています。

例えば、
「広告のツールと言えば?」と
質問すれば、大体の人が「インターネット広告」と
答えるじゃないでしょうか?

15年前には考えられない、くらい
変化しました。

もう、インターネット広告が
当たり前になりすぎて日常ですよね。
 
 
 
15年程前は「特殊印刷」の案件を
デザイン制作させて頂いておりました。

「特殊印刷」を使った広告、PRの印刷ツールの制作を。
 
 
 
「特殊印刷」について詳しくない方に
良い機会ですので、
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特殊印刷って何が良いの?
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どういう効果や目的があったのか?
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という、「特殊印刷」の効果をご説明させて
頂きたいと思います。
 
 
 
「特殊印刷」は、
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“より視覚へと訴えるため”
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に効果的です。
 
 
 
人の五感のうち最も情報伝達量が多いのは「視覚」です。

五感の中の割合で言うと
87%だとも言われています。

私たちの情報入力は、ほとんど視覚なんですね。

特殊印刷は、その視覚へと
より訴えるための効果があるということです。
 
 
 
例えば、
高級感を出したくて、金色を商品パッケージに
使いたいとします。

一般的な印刷の色としての金色(CMYKで掛け合わせた金色)と

特殊印刷による、
本当にツヤのある金の箔とでは
受けるイメージは全く違います。

PCやスマホ画面の中で画像で表現した金色も、
もちろん効果があると思いますが、

実際に手にとって見る金の箔には敵いません。
 
 
 
特殊印刷とは、
発信側が希望するイメージをユーザーに与えたい場合の
ビジュアル訴求の可能性を大きく広げてくれるのです。
 
 
 
本日も私のブログを読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
KATATI, Inc.
代表 オチ・アキラ
 
 
 
★追記、
下記が先日納品させていただきました。特殊印刷の案件です。
ボール紙に白色の箔押し印刷しました。(パンフレット用の封筒です。)

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【特殊印刷についての関連記事】
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Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)
Vol.044「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その2)
Vol.045「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その3)
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photo-ochi●記事を書いた人/オチ・アキラ
お客様(クライアント企業、店舗)の“デザインを使ってのプロモーション(戦略)”をテーマにホームページや様々な広告物のデザイン制作を多く手がける株式会社KATATI代表