デザイナーという職業Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)」
久しぶりに、
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グラフィックデザイナーという
印刷のプロとしての技術や知識を活かした
仕事をさせて頂きました。
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それは、
特殊印刷の案件です。
最近は少し減ってきました、特殊印刷のお仕事。
特殊印刷とは、
箔押し、エンボス、浮き出しなどの加工や
紙を特殊な紙に印刷するものなどの
一般的な印刷よりも特殊な加工を施した
印刷のことです。
例えば、
ヴィトン、シャネル、エルメスなどの
ハイブランドのパンフレットの印刷物などに
多く使われている
キラキラした文字が印刷しているものや、
鏡のような紙を使用しているものなどです。
後、バレンタインデーチョコレートの高級な
パッケージに使われているような
特殊な質感の紙に印刷しているものなどです。
どうして、
最近そのような特殊印刷が減ったのか?
理由は様々あると思いますが、
下記の大きな3つの問題があると感じています。
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●1)印刷ツールの告知の減少
(インターネット広告の出現により)
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●2)ネットの通販印刷サービスの増加
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●3)広告予算の減少
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●1)の「印刷ツールの告知の減少」は、
一番大きいのではないでしょうか。
そもそも、
印刷ツールの制作が減っています。
例えば、
「広告のツールと言えば?」と
質問すれば、大体の人が「インターネット広告」と
答えるじゃないでしょうか?
15年前には考えられない、くらい
変化しました。
もう、インターネット広告が
当たり前になりすぎて日常ですよね。
15年程前は「特殊印刷」の案件を
デザイン制作させて頂いておりました。
「特殊印刷」を使った広告、PRの印刷ツールの制作を。
「特殊印刷」について詳しくない方に
良い機会ですので、
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特殊印刷って何が良いの?
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どういう効果や目的があったのか?
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という、「特殊印刷」の効果をご説明させて
頂きたいと思います。
「特殊印刷」は、
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“より視覚へと訴えるため”
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に効果的です。
人の五感のうち最も情報伝達量が多いのは「視覚」です。
五感の中の割合で言うと
87%だとも言われています。
私たちの情報入力は、ほとんど視覚なんですね。
特殊印刷は、その視覚へと
より訴えるための効果があるということです。
例えば、
高級感を出したくて、金色を商品パッケージに
使いたいとします。
一般的な印刷の色としての金色(CMYKで掛け合わせた金色)と
特殊印刷による、
本当にツヤのある金の箔とでは
受けるイメージは全く違います。
PCやスマホ画面の中で画像で表現した金色も、
もちろん効果があると思いますが、
実際に手にとって見る金の箔には敵いません。
特殊印刷とは、
発信側が希望するイメージをユーザーに与えたい場合の
ビジュアル訴求の可能性を大きく広げてくれるのです。
本日も私のブログを読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
KATATI, Inc.
代表 オチ・アキラ
★追記、
下記が先日納品させていただきました。特殊印刷の案件です。
ボール紙に白色の箔押し印刷しました。(パンフレット用の封筒です。)
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Vol.043「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その1)」
Vol.044「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その2)」
Vol.045「イメージ訴求の可能性を大きく広げてくれる特殊印刷とは?(その3)」
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